うさぎの古い日記

クライアントの新社長は、とにかく、とってもお茶目。

神戸の山奥にお住まいなので、季節になれば、山盛りの二郎いちごを買って来て下さる。先日は「もう、今年は最後だってさ。」と言いながら、やはり箱いっぱいのピカピカのいちごを下さった。

お目にかかると、いつも「食事に行こうや。」と誘って下さる。丁重にお断りすると「あんたは、忙しいねぇ。」と少し寂しそうな表情を見せる。

某大企業を定年退職なさったばかりなので、時間を持て余していらっしゃるのかもしれない。

「書類をお送りしますね。」と言うと「持って来てちょうだい。三田の美味しいお肉を、いっぱい食べさせてあげるから、送ったりせんと持って来たら良いよ。」とおっしゃる。いえ、三田牛に興味はあるが、仕事の効率が・・・（笑）

先日は、ボスのところへ就任のご挨拶にお見えになったらしい。「明るくて、話しが早い、良い子やって、誉めてはったで。」とボスから聞いた。誉めるのは、人伝に聞くほうが嬉しいってことを、良くご存知なのだ。

今日も、用事があったので電話した。「今度の金曜日、いらっしゃいますか？」と予定を確認したら「今週は都合が悪いなぁ。私も、あなたに会いたいんだけどねぇ。」と上手に女心をくすぐる。「ええ。私も、とってもお目にかかりたいんです。ご印鑑が欲しいので。」と言えなくなりそうだった（笑）

やっとの思いで、それを告げると、印鑑は、社員さんに預けておくから、私の好きなように押して良いと言う。「いいえ。会社の実印ですから、そんな扱いはできません。」と言うと「良いよ。あなただから。」との返事だった。

別に悪いことに使う気持ちは、さらさら無いけどね。だけど、まだ、数えるほどしか会っていないのに、この信用は、いったい何だろう？と頭をひねる。私個人に対してよりも、ボスへの信頼が大きいのだろうな。

すると、ねずみ君がつぶやいた。「○○さん（私の苗字）の得意な年代やないですか！」

なに？私の得意分野は、７０オーバーってことか？

それは否定できない・・・（笑）　

でも、ちょっとムッとしている。

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