うさぎの古い日記

朝、職場に出勤して、すぐに大阪へ。午前１０時から午後４時まで、研修会に参加した。
眠くなることもなく、無事に午前中の研修を終え、お昼休みになった。場所は本町。なんとなく、都会のＯＬさんになった気分を味わった。
ＯＬさんどころか、年齢的には、お局さま・・・はたまた、古参・・・昔で言うなら、オールドミスってとこか。

午後からの研修が始まる１５分前に、席に着いていた。しばらくすると、私の斜め後ろに男性が座った。・・・クッチャクッチャ、クッチャクッチャ・・・。音の出どころを探すと、斜め後ろの男性がガムを噛んでいる音だとわかったが、研修が始まると、ガムを捨てるだろうと思っていた。
しかし、午後の研修が始まっても、音は鳴り止まない。イライラしてくる。
遅刻して来た人が、私の隣に座った。ガムの男性の真ん前だ。私の隣の人も、ガムの音に気付いたらしく、少し振り返って、音の出どころを確認していた。
クッチャクッチャクッチャクッチャ・・・耳障りな音が続く。ガムの音だけなら、まだしも、携帯を開けたり、閉じたり・・・パチンパチンって音まで始まった。
隣の席の人を見てみると、耳に手を当てて、聞こえないようにしている様子。この人も迷惑している・・・とわかった。
私だけが感じている迷惑なら、このまま我慢しても良い、途中で帰っても良い。でも、職場から、お金を払ってもらって参加している、研修会。講義の内容に集中させてほしい。
静かにしてほしいと、言ってみよう！と決めた。
言うぞ！と心構えはできたが、さて、なんて言えば良いのか？私の心境を正直に言えば良いのか？だったら・・・「クッチャクッチャ、うるさいねん。耳障りで、勉強できひんやん！ええ歳したオッサンが、お行儀が悪いねん。それに、何分、同じガムを食ってんじゃ！静かにしてくれ！」と言いたい。
・・・乱暴な言葉遣いで失礼いたしました・・・。
それに、もし逆ギレされたら？と思うと怖かった。やっぱり、最初は丁寧にお願いしてみよう。相手の反応を見て、もし逆ギレされたら、私もキレよう！と覚悟は決まった。
研修が始まって、約１時間。くるっと後ろを振り向き、ガムの男性に「ガムを食べていただくのは良いんですけど、音がしないように食べていただけませんか？」と言った。ガムの男性は、大変驚いた顔をして「はい。」と返事し、その後は静かになった。本人にとっては、ガムの音は無意識だったのか。
休憩時間になり、隣の席の人と目が合った。その人は私に「すみません。ありがとうございました。」と言った。あなたのためじゃない。私自身のためだったんだよ。それが表現できずに、にっこり笑うだけの私。
こんな研修なら、行かない方が良かった。
帰りは、また職場に戻り、１２月決算の２社目を片付けて、病院へ行く。月に一度の注射の日。
気持ちがスッキリしないので、プリンチョコレートパフェを食べて、自分を落ち着かせた。

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