うさぎの古い日記

来年の８月で、今の仕事を辞めようと思う。それ以降は、収入も安定しないだろうから、どんな貧乏をさせることになるかわからない。だから、これが最後の旅行になるかもしれない。孫の顔も見せてあげていないのに、これから先、お金で苦労をかけるかもしれない。わがままで、申し訳ない。

これを父に伝えるために、四万十川から帰ってすぐに、今回の旅行を決めた。

だが、９月の月例会議で、担当を８社も増やされ、とてもじゃないが、退職を言い出せる状況ではなくなってしまった。

私の職業は、クライアントの財布の中身を知るだけでなく、家庭の中まで入り込む。担当が代わることが、どれほどクライアントを不安にさせてしまうか・・・延いては、ボスや職場の信用にキズをつけてしまう・・・それくらいは、後先のことを考えない私でも、容易に想像できる。

だけど、転職を考えるには、私は、もう最後のチャンスと言ってもいいくらいの年齢だ。

どうする？どうすればいい？なにがしたい？なにをどうしたい？見えない。先が見えないのは、もちろんのこと。自分の気持ちが、自分の心の中が見えなくなった。

結局は、仕事をやめることをやめた。なんだそれ！意気地なし。

昨夜、関空に降り立った瞬間から、多くの湿気を含んだ不快な空気に包まれた。蒸し暑さと脱力感で、泣きたくなる。

朝から洗濯機を回す。旅行から帰ってくると、大変な量の洗濯物だな。

写真の整理をしながら、気持ちの整理もできればいいな。

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