うさぎの古い日記

以前勤めていた会社の先輩Ｆさんは、私の入社２年後に退職した。奥さまと幼い子供ちゃんを日本に残し、アメリカへ旅立った。

奥さまは、「家と子供は、私がなんとかするから、あなたは好きなことをすれば良い。」と背中を押してくれたらしい。当時の私から見れば、理解不可能なご夫婦だが、今になって考えると、とても素晴らしいご夫婦に思える。

少し前、このＦさんの名前をラジオで聞いた。ええ？なんて？！今、なんて言った？！いえ、ご安心を。事件の犯人では無い。

「証券アナリスト」って言ったよな？アメリカでの経験を生かし、帰国後は、証券を本職にしているらしい。

そのＦさんが、元クライアントのＮさんと二人して、突然、私のところへやってきた。Ｎさんの会社とは、もう関与が切れている。Ｆさんに会うのも、１０数年ぶりだ。その二人が、なんで？

Ｆさんが「私と人生をやり直さないか？」と言った。
やり直すって、何よ？私の人生は、失敗だってこと！？失礼なヤツ！
「いえ。今、お付き合いしている方がいますので。」と、適当な言い訳をつけ、丁重にお断りした。
すると、Ｎさんが「そっちとは、別れて下さい。その人より、必ず大切にします。必ず、幸せにします。」と言う。
いや、なんで、あんたがそこまで言うのよ。なんか、めっちゃ強引やし。Ｆさんも、Ｎさんに言わずに、私に直接言ってよ。それに、私の幸せって、なに？私の幸せが、あなたたちに、わかるの？

パニック状態で、言葉を失う私に「近いうちに返事を聞きに来ます。」と言い置いて、二人は帰って行った。

二人が立ち去ったあと、「私の幸せ」について考えた。でも、結果は出ない。迷う、迷う。迷いながらも、「いや～ん！どうするのよ～！！」と、体に科を作ったりして。迷う、迷う。まだまだ迷う。





で、目が覚めた。

もう！なによ！すんごいモテモテ気分やったのに！こんな幸せな悩み、もっと迷っていたかったわ。

毎日、夢は見ているのだろうが、記憶には残っていない。今朝のこの夢が、鮮明に記憶に残っていた。と言うことは、これが、私の初夢なのか。「迷い」がテーマなんて、いやだなぁ。

はい。今年も、おばかさんです。私。

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