明日から。

うさぎ

2007年10月25日 19:20



今日の午前中に伺ったクライアントで、アルバイトの女の子が描いてくれた。ちょっとアンバランスだが、とてもかわいい肉球。最初のひと口めが、勇気いるんだよなぁ。

このクライアントから、直接、午後のクライアントへ訪問し、夕方5時前、職場に戻った。隣のネズミ君を見ると、そそくさと帰り支度。そっか。明日から11日間は、結婚式&新婚旅行で休みなんだ。心ここにあらずだよね。
しかし、結婚式は土曜日でしょう?最近の新郎は、結婚式の前日も休むの?新婦みたいだよね。結婚式の前日の新郎って、悪友どもと深夜まで飲んでいるものだと思っていたけど、今は違うんだね。私の考えが古いのかな。

☆祝☆結婚ネズミ君の結婚について、私が驚いた話しを書くことにしよう。

今年4月に、ウチの職場に就職したネズミ君。5月の始めには、結婚が決まっていた。それについて、ネズミ君は、「仕事をしなければ、結婚できないと思ってました。それで、仕事も決まって、うさぎさんのような人がいれば、ずっとここの職場にいられそうだと思って、結婚を決めました。」と言った。仕事を続けていけるかどうかの選択権は、自分側にしか無いと思っているんだね。甘いね。それに、私のせいみたいに言わないでよね。私、あなたの母親じゃないのよ。

前の職場を辞めて1年半ほど無職だったのに、就職してすぐに結婚を決めたネズミ君。余計なお世話とは思いながら、職業柄、気になることがある。ずっと聞きたいと思っていたので、思い切って聞いてみた。

うさぎ「蓄えはあったの?」
ネズミ「はい。」
う「じゃあ、その蓄えとウチに来てから半年ほど給料で結婚の資金は賄えるのね?」
ネ「いいえ。」
う「え?でも、蓄えはあったんでしょ?」
ネ「それは、無職の間に使ってしまって・・・ここに来るときには、もう底をついてたんです。」
う「え?じゃあ、結婚の資金は?」
ネ「はい。親から借りました。」

ええーーーっ!!

親に借りてまで、結婚したいの?
お金が貯まるまで、彼女は待ってくれないの?
親も、「あなたの結婚のために貯めておいたのよ。使いなさい。」とは言ってくれないの?
・・・ああ、親は、まともな感覚を持っているわけね。

「じゃあ、実際にあなたが自分のお金で払ったものは何?」と聞くと
「婚約指輪と結婚指輪とマンションの敷金の半分です。」とか。
まあ、就職して半年にしては、頑張ったほうだわね。

新婚旅行は、ドイツのロマンティック街道へ行くらしい。
う「旅費や現地での食事代やお土産代で100万近くするよね?」
ネ「はい。まあ、それに近いくらいは・・・。」
う「それも、親かいな?」
ネ「はい。」

もっとお金がかからない結婚式&新婚旅行を検討しなかったのかね?
バカじゃねえか!?
関西人の「アホ」には多少の愛情がこめられているが、「バカ」と言うときはとことんあきれ果てているときなのだ。

ネズミ君の降格と降級を決めるとき、ボスと番頭のくまごろうとの間で、話し合いが行われたらしい。くまごろうは、「面倒見切れないから、もういらん。」と言ったらしいが、ボスが「結婚するって言うてんのに、辞めさせられへんやろ。」と言っていたらしい。

ネズミ君が家庭を持つために、その家庭を守るために、私たちは彼を指導し、我慢し続けなければいけないのか?と憤慨したものだった。

しかし、ネズミ君の作戦は、今のところ、見事に成功している。ネズミ君は、ボスの性格を読み、ボスだけに狙いを定めた。そして、結婚を決め、職場の近くへ転居し、退職させられない方向へ強引に持って行った。ずるい方法だけど。

ちょこまかちょこまか、やっぱりネズミよね・・・と思うのである。

とりあえず、明日から11日間、私は平和に過ごせると思う。
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