やっぱりね。
いつか、こんな日が来ると思っていた。それが、そう遠くない将来だとは思っていた。しかし、こんなにも突然に、だけど、こんなにも自然に、やってくるとは思っていなかった。
ボスが告げる。
「らくださんが、今月の末で、退職することになりました。」
ボスの話しによると、ご主人のおばあさまを引き取ることになったらしい。
こういうことを書くと、私が、とことんの根性悪に思われそうだけど、正直に書く。この退職理由も疑わしいと、私は思う。
昨年12月に彼女の方から「制服が欲しいです」と言った。ボスに許可をもらい、好きな制服を買って良いよとOKを出した。が、未だに買っていない。
エクセルとワードくらいはできなきゃ話しにならないので、パソコンスクールに行くように言った。勤務時間内に行って良い。学費は職場で出す。なのに、行こうとしない。気を使ってるのか?と思ったので、私が代わりに申し込んだのに、勝手にキャンセルする。
相変わらず、仕事の覚えは滅法悪い。
何もかもが、退職への布石に思えてならない。
ほんの少し、驚いたが、ああ、やっぱり・・・と納得した。ちょっとムカついたが、すぐにホッとした。
そう、スタッフの誰もが安堵していた。限界だったのだ。
もともと、無理があったんだよね。
あなたのペースに合う仕事が、あなたの家の近くで見つかるはずだよ。
もう教えなくて良いんだ。もう注意しなくて良いんだ。もう怒らなくて良いんだ。そう思っただけで、肩の荷が下りたような気がした。
※今日の写真は、摩耶山から我が家の方角を見て。
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