まぎれもなく。

うさぎ

2004年12月21日 21:53



今日は冬至。柚子を浮かべたお風呂に入って、温まったところ。最近は、湯舟につかると「はぁ〜、やれやれ」とか「極楽、極楽」と言ってしまう。歳かな。疲れかな。
今日は、ある会社で監査をしていた。ふと目に留まった、一枚の領収書。気になりながらも、次の領収書を見る。また次、次・・・とめくっていくと、あることに気がついた。
その領収書を手に取り、上から、下から、表から、裏から、斜めから、あらゆる方向から見てみる。そう。穴が開くほど見た。
おかしい。そして、あることに気が付く。パッと見にはわからないが、インクが違う。筆跡が違う。
例えば「¥ 3000」の領収書の、¥と3の間に、1を書き足している。ある人の精算書に限って、そんな領収書が何枚も・・・。同行していた上司に、その領収書を見せ、報告した。「おかしいな」との返事。
こういう領収書を、当局が見ると、まず経理担当者が疑われる。会社の裏金作りのための行為だと、疑われる。裏金作りの疑いが晴れたとしても、その領収書で以って精算した責任を問われる。その領収書を提出した本人が、会社を辞めてしまっていたら、どうなる?職業上、これを見逃すわけにはいかない。黙っていることもできない。
確認すると、この不思議な領収書には、経理担当者も気が付いていた。ここから先は、会社の中での話しになる。社内での判断に任せるしかない。私にはタッチできない範囲。
これは、まぎれもなく横領。疲れるはずよねぇ・・・。

キリンさんから届いた青森のリンゴ。とても良い香りがする。
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