うさぎの古い日記

やっと、みのりのワクチン接種へ行った。

初めての病院。ご近所の方の評判よりも、私の直感で決めた病院。

しかし、病院を変えたところで、みのりの病院嫌いが変わるはずもない。捕獲するまでに１時間を要した。やれやれ。騙したり、脅したり、無理に捕まえたりするのも、辛いものだよね。

雨が降っていなかったので、みのりをケージへ入れ、リュックのように背負って、自転車に乗り、家を出た。

病院までの道のりを、できるだけ、田んぼや畑がある道を選んだ。「これが、田んぼよ。田んぼって言うのよ。ちゃんと匂いをかいでおきなさいね。」「これは、畑。キャベツとネギが植えてあるのよ。畑の匂いも覚えておきなさいよ。」と話しかけながら自転車で行く。みのりを背負っていることを知らない人から見れば、相当、危険なヤツだよ。

初めて行った病院は、ガラガラにすいていた。ちょっと心配。でも、獣医さんをはじめ、全てのスタッフが女性で、とても柔らかい対応。

みのりは、最初こそ不安そうに鳴いていたが、診察室に入ってからは、怖がらなかった。興奮していなかった。看護師さんに抱かれても、平気だった。

「模様がしっかりしていて、キレイな子ですね。」「賢いね〜。」と褒められた。親バカだから、みのりが褒めてもらえると、なんでも嬉しい。

デジカメで写真を撮ってもらって、ワクチン接種証明書や領収書には、みのりの顔写真がプリントされる。

お値段は少し高めだったけど、みのりが怖がらなかったことが何よりだと思う。

帰り道も、畑や田んぼの横を通り、危険人物扱いされながら、冷たい視線を受けて、帰ってきた。

みのり、お疲れさま。よく頑張ったね。

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