うさぎの古い日記

目覚めると、無性に果物が食べたかった。しかし、まだ６時前。洗濯で時間を潰す。

９時半になった。そろそろ出かけても、邪魔にならないだろう。大阪の中央卸売市場へ出かける。百貨店よりも新鮮なものが、百貨店よりも手ごろな価格で手に入る。

お商売人さんが出入りする時間は、混雑するし、迷惑になりたくないので、早い時間は避けて行く。

顔見知りになると「これは、やめとき」とか「もうちょっとしてからの方が、安いし、うまいで」とか、お薦めの果物を教えてもらえる。

このお店では、私はパティシエだと思われていたようで「ねえちゃん、ケーキ屋さんやろ？どこでお店やってはるん？買いに行くから、教えてえな。」と言われたこともある。私が作ったケーキなんぞ、売れるわけがない。それ以前に、食べられるのか、どうか？が心配。そんな返事をしたら「そしたら、食事の店でっか？」だと。だから、料理そのものが苦手。この果物は、自分で食べるためのもの。そう言ったら「一人で、こんなに食べはるの？」と、とても驚かれた。こういう軽快なやりとりが、とても愉快。

今日一番の目的だった、宮崎産マンゴーの入荷が少なかったようだ。お天気のせいかな。原油高で、値段が折り合わないのかな。市場に通っていると、こういうこともわかるようになってくる。

そして、もう一つ、市場での食事も楽しみ。新鮮で、安くて、美味しいお店が多い。美味しいお店の情報は、皆さん、良くご存知。人気のお店は、いつも行列ができている。だけど、行列ができるお店よりも、安くて美味しいお店を知っているのも、市場フリークならでは。行列を尻目に、サッサと食べて、とっとと帰る。

２〜３ヶ月に一度くらいしか行けないが、卸売市場は、大切な大切な、私の楽しみなのだ。

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