うさぎの古い日記

今日は、狸ちゃんの結婚式。

だけど、今日は月曜日。美容院がお休みなのだ。朝から、お風呂に入ったり、ネイルアートを施したり、いつもと違う化粧を塗りたくったりと忙しい。結婚式は１２時半からなのに、髪の毛をセットしてもらうため、１０時半までに、会場へ行かなければいけない。

会場は、ポートアイランドの中にある、ルミエランジェと言うウェディングハウス。

コテコテの化粧なのに、Ｔシャツとジーンズと言う不自然な組み合わせで、会場入り。車だから、まあいいか。

人前結婚式（「じんぜん」では無く「ひとまえ」と読むらしい。）なので、出席者全員が、結婚証明書にサインをする。
結婚式も披露宴も、とても家庭的で、狸ちゃんらしさがあふれていた。

それにしても、可愛い新婦だ。今まで、見たことがない笑顔がいっぱいだった。愛する人と結婚すると言うのは、こんなに幸せなことなんだな。

スピーチを終えたボスが、ボソッと言う。「そろそろ、お前も年貢の納め時ちゃうか。」・・・絶句・・・。遠まわしに、早く仕事を辞めろと言われたような気がする。

狸ちゃんは美しいし、楽しくて、良い披露宴だった。

でもね、スピーチしなければいけないんだったら、前もって言っておいてよ。ライトスピーチだか、なんだかが、突然、回ってきて、焦ったよ。言いたいことの、半分くらいしか言えなかったよ。こんな時に、緊張せず、気の利いた一言が言えるようになりたいなぁ。

狸ちゃん、おめでとう。これから先は、あなたが想像している以上に、大変な毎日になるよ。でもね、疲れたときや、辛くなったときは、たくさんの人が祝福してくれた、今日のことを思い出して、乗り越えるのよ。持ち前の明るさと粘り強さで、頑張ってね。その、か細い両腕で、幸せをしっかりと掴み取るのよ。

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