うさぎの古い日記

待ち焦がれた、お月様に会えた。立待月ではあるが・・・。
その昔、派遣の仕事をしているときに「あ〜、宇宙へ帰りた〜い」と言ったら、周りにいた人が黙り込んでしまったことがある。
危ないヤツだと思われたのか？とうとう来た！と思われたのか？不安になったので「冗談よ〜」と言ったら、全員がホッとして笑った。
その場にいた友人には「実は宇宙人やねんって言われても不思議に思わへんかった」と言われた。

それで気を良くして(？)　別の友人に「寂しいけど、もう会われへんねん。前から父に、早く帰って来いって言われててんけど・・・月に帰らなあかんから」と言ってみた。友人は「えっ？」と言い、しばらく黙ったあと「月に？」と聞く。私は「うん。黙っててごめん。実は、私は月から来てん」と真顔で言った。
彼女は泣きそうな顔をして「残念やけど・・・でも、やっぱり宇宙人やったん？」と聞いた。おいおい！「やっぱり」って・・・それはないやろ〜！「○○ちゃん(私の名前)が、宇宙人でも、私は友達やで〜。」と言う。月に帰る話しは嘘だと言っても「○○ちゃんが、宇宙人やって聞いても、全然おかしいと思えへん」と追い討ちをかけられた。
私は、そんなに変か？宇宙人と言っても、誰も疑ってくれないくらい、変か？
月を眺めながら、そんなことを思い出して、一人で笑っていた。
私を宇宙人扱いした友人も、もう四児の母である。宇宙人を超えるくらい、強い母になっている。

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