劇的に。

うさぎ

2006年12月26日 22:10

22日の金曜日の夕方、退職願を叩きつけて帰って来ようと思った理不尽で不愉快な出来事の原因は、ジュニアの連絡ミスだった。昨日の朝、平身低頭して、私に謝るジュニア。

勘違いによって、私に怒りをぶつけていたボスは、昨日の朝から、やけに優しい。「腰は治ったんか?」から始まって、ペインクリニックの地図をコピーしてくれる。

このボスの「行っておいで。」を、もし、無視して行かなければ、またうるさいだろう。今朝、イヤイヤながらも、行ってきた。
この年末の押し詰まった忙しいときに、仕事が溜まっているのに、クライアントとの約束を変更してまで行く効果があるのか?これで、何の効果もなかったら、どうしてくれるのよ!?と、ムカムカしながら、阪神高速で神戸に向かう。

だいたいね、車に乗ったとき、体がシートに沈む瞬間が痛いのよ。それに、この渋滞。痛みが倍増するわ。あああ、もったいない。とっても無駄な時間を過ごしているように思う。

診察が始まり、今までの経過と症状を告げる。おじいさんと呼んでもいいほどの高齢なお医者さんが「一回、注射させてもらえますか。」と言いながら、小さな紙をくれた。「腰部硬膜外ブロック」とゴム印が押してあった。

ああ、やっぱりブロック注射をするんだ。痛みの元の神経近くに打つから、半身不随になった人もいるって聞くよな。怖いな。でも、せっかくここまで来たことだし、これで痛みが取れるのなら・・・半信半疑で、ブロック注射を受けた。

「1回で治るように、スペシャルな注射を打つからね。」と言うお医者さん。針が神経の近くまで、ぐりぐりと寄ってくるのを感じる。ひえぇ。やっぱり怖い。絶対に1回で治してぇ!

注射のあと、横になったまま10分ほど、待合室で座ったまま15分ほどを過ごす。

帰りの車は、注射のあとの違和感が気になった。


しかし、午後からは、今朝までの痛みが嘘のように、快適に動けるようになっていた。本当に嘘のように。

ボスが、良い病院や健康法を見つけたときに「劇的に効く」と良く言う。私達は「劇的って、どういうことやねん!?大げさな!」と笑っていたが、今回、身をもって体験し、初めて「劇的」の意味を知ったのである。

今のところは、22日の不愉快さを吹っ飛ばすほど、感謝している。

☆ご心配いただいた皆さまへ☆
皆さまのコメントが、どれほど励みになり、心の支えになったことでしょう。
心配して下さる人がいる・・・とても、嬉しかったです。
おかげさまで、痛みは、なくなりました。
でも、再発することは避けたいので、無理をせず、ぼちぼち頑張ろうと思っています。
本当に、ありがとうございました。


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