練習。

うさぎ

2005年07月22日 22:57

今朝から、ようやく薬が効いてくれた。なんとか仕事にも行けた。午前も午後も、クライアントの会社へ出向き、普通に対応できた・・・と思う。
痛みが消えると、少し元気も出てきた。
アドバイスや励ましの書き込みを下さったかた、ご心配いただいたかた、本当にありがとうございます。とても、心強く思いました。

その第一報は、昨夜のニュース速報。そして、今日の朝刊のトップ記事は、軒並み「人民元2%切り上げ」だった。
中国人民銀行が、人民元の為替レートを対ドルで2%切り上げると発表したのである。思い切ったことを・・・と驚いたが、2%だけじゃなぁ・・・と言う気がしないでもない。

為替レート云々、通商摩擦云々は難しいので書かない。と言うより、書けない。難しい話しは苦手なのだ。

実際、興味があるのは、私達の生活に、どういう影響があるか?だよな。私の考え方が正しいとは思わないが、予測されることを書いてみよう。

今のところ日本経済への影響は軽微と思われる。しかし、人民元に変動相場が導入されたり、切り上げ率が高くなった場合は、中国から輸入しているモノ、すべての値段が上がる。そして、徐々に影響が大きくなってくる。

たとえば、100円均一ショップは、中国製の商品が多い。利益を圧迫される。原油高でプラスチック製品の納品が遅れると言う事態に陥っているが、100円均一業界は、ますます経営が厳しくなる。または100円均一でなくなる可能性も考えられる。

最も家計を直撃するのは、食品だ。野菜の値段も上がるだろう。中国産の寒天も、ウーロン茶も・・・数え上げればキリがないほど、中国産・中国製のモノが日本には溢れている。それらの値段が確実に上がる。

しかし値段が上がるのは、悪いことではない。日本は、未だにデフレから脱却できていない。デフレ、すなわちモノの値段が下がる。「安いことは良いことよ!」と思う方が多いかも知れない。しかし、モノが安く買えると言うことは、自分の収入減に繋がる。

その流れを簡単に書くと次のようになる。
日本製よりも中国製が安い→中国製をたくさん仕入れ、たくさん売る→日本製が売れなくなる→中国製に対抗するため、日本製を安く売ろうとする→製造原価や経費を削減する→日本は人件費が高い→人件費の抑制、つまりリストラクチャリング→収入が減る、または収入がなくなる→ますます安いものを求める、またはモノを買わなくなる→これをデフレスパイラルと言う。

そこで今回の人民元切り上げは、中国のモノの値が上がるので、日本やアメリカの企業、とくに製造業においては、デフレ脱却の糸口になるのではないか・・・と考えている。はずだったが、甘かった。日本の繊維業界などは、もっと思い切った切り上げを望んでいただろう。

ふ〜っ・・・。
たま〜に硬い内容の日記を書くと疲れるね。これは新聞の受け売りと少しだけの主観で書いただけ。私は経済アナリストではないので、間違ったことを書いていても、非難・批判・苦情は受け付けません。(笑)

クライアントに尋ねられた時のための練習みたいなものである。あしからず。